“想い”をまとう
かつての日本には、
言葉を使わずに、色や紋様の組み合わせで
想いを伝える文化がありました。
そんな日本固有の美意識をひも解いて、
現代の私たちにも使いこなせるように仕立て直したアイテム――
それがKIMINARIなのです。
「祝福の儀式」を日常に
KIMINARIは、
平安時代の装束“十二単”からインスピレーションを得て
誕生したティペットです。
平安貴族にとって、十二単は身分の象徴であり、
儀式や晴れの場でのみ着ることを許された、最高の贅沢でした。
“襲ね色目”と呼ばれる衣の重なりに宿るのは、
単なる美しさではなく、
知性や品格を競い合いながら、己の存在を際立たせる
研ぎ澄まされた感性。
それは、人生の舞台に自らを祝福して送り出す、
ひとつの儀式でもあったのではないでしょうか。
そんな日本古来の美意識に想いを馳せて――
KIMINARIは、身にまとう“祝福の儀式”として生まれました。
夢見た”幸福”のかたち
十二単に夢を重ねたのは、江戸の人々も同じでした。
貴族文化へのあこがれと、わが子の幸せを願う気持ちが、
やがて“ひな祭り”というかたちで花開きます。
当時は、宮中の結婚式こそが幸せの象徴とされ、
「十二単を纏うお姫様のように、
大切な娘の将来も幸せでありますように」と――。
そんな理想をお人形に映しとり、祈りを捧げる風習が、
日本中に広がっていきました。
歴史的なお祝いの精神を受け継ぎながら、
かつてお人形に託していた想いを、
より自由に、より多様なかたちで表現し、
自らの手で、身にまとう。
現代を生きる私たちを静かに励ます存在として、
KIMINARIが、大切な想いを日々に忍ばせる
架け橋となれれば幸いです。
想いをまとうという選択
ひな祭りと言えば、節句文化のひとつですが、
「節句」とは、季節の節目に自然の恵みや人の成長を祝い、
感謝を表す日本の伝統行事。
昔の人にとっては、人生のサイクルを確かめるための“区切り”
でもありました。
けれど今の時代、「節目」のとらえ方は人の数だけ存在し、
もっともっと自由な解釈を尊重したいと思うのです 。
― 大切な誰かへ想いを伝えるとき
― あるいは、頑張る自分をねぎらうとき
祝う日は、誰かに決められるものではなく、自分の感性で選べばいい。
あなたが選んだその“節目”に寄り添い、
身にまとうことで感謝や祈りをそっと日常に溶かしていく―― 。
KIMINARIは、あなた自身の「祝福の儀式」を後押しします。
KIMINARIの使い方
KIMINARIは、
贈る方にも受け取る方にも、特別な体験をお届けします。
選び方
こんな場面で
KIMINARIは、
日々の中に“日本の美意識”をまとうティペット。
成人式や卒業などの節目には、門出を祝う装いとして。
母の日や誕生日には、想いを込めたギフトとして。
あるいは、パーティーやアートイベントで
自分らしさを表すアクセントとして。
金襴の艶と重ね色目が、
祝福や祈り、感謝の気持ちを華やかに表現します。
KIMINARIは、
国や言葉を越えて“想いを形にする”ためのティペットです。
KIMINARIのこだわり
人形づくりで育まれた技と美意識を
「デザイン」へと昇華させ、“伝える”作法を“統べる”。
そんな、新しい「伝統=コミュニケーションデザイン」を紡ぎ続けます。
確かな技術、
身にまとう工芸
「もったいない」を、
デザインする
「体験型」の、
日本の美意識
よくある質問
洗濯できますか?
部分的に可能です。取り外してファー生地のみお洗濯していただけます。「金襴」生地は非常にデリケートなためご家庭でのお洗濯はお避け下さい。汚れが気になる際は、柔らかい布でやさしく拭き取る程度にお願いいたします。
海外発送はできますか?
はい、承っております。
Shopifyストアより、**DHLまたはEMS(日本郵便)**を通じて世界各国へお届け可能です。発送対応国や送料はカート画面にて自動計算されます。関税や輸入税はお届け先の国により異なりますので、詳細は各国の税関へご確認ください。
「キミなり(KIMINARI)」という名前の由来は?
「君(KIMI)+なり(成り)」から生まれた言葉です。
“君のままでいい”“あなたらしさをまとう”という想いを込めています。
同時に、十二単の「重なり(kasnari)」の響きも重ねており、人の想いが重なり合って形になるというブランドの理念を表しています。
夏用のものはありますか?
現在は秋冬を中心としたラインナップですが、通年で楽しめる軽やかな素材(絹・麻など)を用いた「夏仕立て」シリーズを企画中です。リリース情報は公式サイトやInstagramでお知らせいたします。
洋服に合わせてもいいですか?
はい、ぜひお楽しみください。
KIMINARIは「伝統を日常にまとう」をコンセプトにデザインされています。
和装だけでなく、ワンピースやジャケット、ニットなどの洋服にも自然に馴染むシルエットと配色になっています。
フォーマルな装いには品格を、カジュアルスタイルには個性を添えるアクセントとしてご使用いただけます。